無意義なつぶやき

渋谷ではたらくエンジニアブログ。

新卒でベンチャーを選ぶということ

最近ベンチャーでバイトをしていて感じることだが、ベンチャーにおける転職はキャリアアップなど前向きなものよりも採用におけるミスマッチのような後ろ向きなものが原因となることが多いように思う。

 また採用におけるミスマッチの原因はは企業ー学生が互いに求めるものと採用プロセスにあると思う。

企業学生のスタンス

・会社側

大企業はわりと生涯雇用みたいのを意識してかマッチングを重視している節がありミスマッチは起こりにくいと思う。それに対してベンチャー企業は端から転職前提みたいなところを経営者が考えているのか、あまりマッチングみたいなものは選考において重要視せず学生が会社で活躍できるかを見ていると思う。

・学生側

大企業の場合は学生側についても同じで大企業を選ぶ学生は生涯その会社で働きたいと考え慎重に会社との相性を見るが、ベンチャーを選ぶ学生は会社をキャリアプランの一部であり成長の場と捉えがち。

 

この時点で互いが求めるものに若干のズレがあるが、これは採用プロセスを通じて更に大きくなる。

 

採用プロセス

上記のように大企業においては企業学生ともに生涯付き合っていけるかを重視するが、ベンチャー企業では企業は学生に対して早期での結果を求め学生は企業に対して成長の場を求める。

大企業の採用ではOB訪問から始まり、複数回の面接などを通して互いの相性を判断する。しかしベンチャー企業においては特に学生側の要求である成長できる環境かどうかを選考を通して判断することはなかなか難しく、さらに会社側は優秀な学生であれば内定を出しやすい傾向にある。

エンジニアと営業に職種を分けた場合ベンチャーのビジネスモデルにおいてそのどちらかにパワーバランスが偏りやすく、成長のために入社したにも関わらず自分が選んだ職種が社内で余り重要な役割を担っていなかったといったことが起こりやすいということだ。

 

どのように判断するべきか

ベストなのは長期インターンなどに参加することだと思う。さすがに数ヶ月コミットすれば自ずと自分が志望する職種の社内での立ち位置みたいなものが見えてくる。

それが難しければ会社のビジネスモデルで判断するのもいいかもしれない。BtoBであれば営業が強く、BtoCであればエンジニアが強いといった具合。少し考えて貰えばわかると思うが商品がゲームであれば売り方がよくても物自体が悪ければヒットすることはない。

最後にこれはコツみたいなものが必要な気もするが経営者に直接聞くのもありだと思う。御社でのエンジニアの立場ってどうですか?みたいなことを聞いても良い答えしか返ってこないとは思うが、経営者のビジョンなどを聞いてそこに技術が絡むかなどで判断できそう。

 

PS

経営者の一存で決まりやすくコロコロ変わる可能性もあるから、ベンチャーをビジョンで選ぶのはどうかと思います。もっと深い部分の経営者のこだわりとか業みたいなとこに共感できるならそれはそれでありだと思います!