無意義なつぶやき

渋谷ではたらくエンジニアブログ。

W杯日本敗退の原因

W杯日本負けてしまいました、タレントは揃っていただけに残念です。

しかし今回の日本代表の負けパターンは日常でも起きるな、と感じたので書き残します。

以下過去4大会のグループリーグ表です。

 

2002年

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2006年

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2010年

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2014年

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組み合わせ的には2002年に次いで恵まれていたと思います。

敗退の原因に組み合わせやコンディションなどなどあるとは思うのですが、僕は過信が一番の原因だったと思っています。今大会中心選手がビッグクラブでプレーしていることもあり、個の力で真っ向からやり合うんだみたいな意気込みを強く感じました。

結局は勝ち点1で全く通用せずに敗退したわけですが、決勝トーナメントに進むことができた2002年と2010年は何が違ったかというと理想のサッカーではなく勝てるサッカーに徹したことです。

 

各大会の戦術

2002年:フラット3

2006年:南米スタイル

2010年:ゼロトップ

2014年:パスサッカー

 

勝ち上がった年は守備に主眼を置いた戦術です。2002年はフラット3というCBを3枚並べたスタイルでしたし、2010年は大会直前に中村俊輔中心のパスサッカーから本田中心の前線からプレスをかけるゼロトップに変更したことは有名な話です。

対して2006年、2014年は前線にタレントが揃っていたこともあり攻撃的な戦術になっています。

 

勝つために理想を捨てる

勝ち上がるためには自分たちがやりたいスタイルを捨ててでも守備的戦術を取り入れることが必要だと言えます。実力が上の相手に真っ向勝負を挑んでも勝つことは難しいです。

今大会では自分たちのスタイルという言葉をしきりに聞きましたし、コロンビア戦は間違いなく自分たちのサッカーをしてましたが結果は惨敗、完全に力負けでしたから。 

 

スペイン1−5オランダなんて試合もありましたけど、明らかに日本より格上なオランダですら戦術を変えて5バックで挑みました。

 

サッカーでは格上相手に守備的な戦術を取ることはよくあることですが、僕が言いたいのは自分の実力を客観的に把握することが前提として必要だということです。理想ばかり追いかけず、相手に合わせることがサッカーでも大切なのだと感じさせられた今大会でした。

 

実社会でも同じ

で、なんですがこれはW杯という特殊な状況だから発生したものではないと思うんです。就活とかでも同じなんですよ、やりたいことじゃなくて自分ができることを選べっていう。本当に実力があれば理想を追求しても結果は出せるんですが、そうじゃない人はやっぱりどこかで諦めることも必要なんだと思います。といっても、ネガティブな意味ではなく最終的に勝つためのポジティブな諦めです。

自分はこれしかやりたくない、ではなく柔軟に自分のスタイルを変えれる人間が強いのかなと思ってます。